抜歯について

堤洋之歯科医院院長の堤洋之です。

 

―抜歯前に知っておいて欲しいことー

現在の歯科治療では、歯はなるべく残して余程の

ことがなければ抜歯しません。保存可能か検討し

治療を尽くして、それでもなお「炎症が治らない」

「隣在歯にまで影響を及ぼす」等の場合に歯を抜く

のです。歯科医師が抜歯を提案するのは「他の歯を

守る」という明確な目的のためなのです。

 

ー抜歯はどんな時にするの？－

・重篤な虫歯や歯周病により保存不可能な歯の場合

・親知らず（水平埋伏歯）等、その歯を残すことで

周りの歯や骨に悪影響があるとき。

・炎症の原因除去が目的の場合

・矯正やインプラント等の治療の為の便宜的な抜歯

が必要な場合。

 

ー抜歯後に気をつけることは？－

・傷口を圧迫、止血する為にガーゼはしっかりと噛

みましょう。

・血行がよくなると出血しやすくなるので、激しい

運動や飲酒、入浴は控えましょう。

・血餅（ふたの役目）がとれてしまうと歯が露出し

て激しく痛むので、ブクブクうがいは止めましょう。

口をゆすぐ際は水をふくむ程度にして下さい。

・鎮痛剤は痛くなる前に早めに服用しましょう。